ボズの日記(Diary of VOZ)

VOZ(声)。ついついアタマの声に騙されてココロの声を聞き逃してしまいがちな毎日ですが、ダレカの声にも耳を傾けながら書いていきたいと思います

Sitting In The Park

 この連休は毎日のように公園に行ってぼうっとしています。

 僕が住んでいる茨城県つくば市は公園に恵まれているんですね。大小ホントたくさんあります。

 この半年くらい体調が今ひとつで、勝手に体重が減ったりもして、まわりからもちょっと心配されていたんですが、3月にめまいで倒れて以降、一層不調感がプラスされた気もするので、この連休はもうひたすらリラックスして過ごそうと決心したわけです。とにかく人混みを避けて自然の中に身を置こうと。

 で、緑の中でただただ太陽の光を浴びていると、確かに体調が上向きになるんですね。人間も植物と大して変わんないものなんだな、なんて思ったりもします。

 若い頃は、公園に行くことなんて全然なかったですね。公園って何のためにあるんだろう?くらいの感じで。僕は田舎者で、まわりには緑が当たり前のようにあった環境で育ちましたから、ありがたみを感じなかったんでしょうね。若い頃はとにかく都会的な場所に吸い寄せられて生きてきました。

 公園でぼうっとするなんて、仕事にあぶれた人だけがする行動だろうなんて思いながら。

 で、子供が出来てからですね、公園によく行くようになったのは。でも、子供と遊んでいましたから、公園でぼうっとすることはなかったですけど。

 でも、公園は”何もしないために行くところ”だということにようやく気づきました。

 僕は”何かやっていないと不安”という状態でずっと生きてきた気がするので、マインドがどこか擦り切れちゃってたように思います。

 何もしない時間や緑に触れる時間は、人間には必要で、そのために公園はあるんですね。

 つくばはここのところ海外からの移住者がどんどん増えてきていて、公園に行くとよく見かけます。公園で過ごす、ということが日本人より自然に身についている感じがします。

 

 さて、公園の芝生に座りながらふと思い出したのが「Sitting In The Park」という曲です。

 1965年にビリー・スチュワートという黒人シンガーがリリースした曲で、僕はイギリスのアーティスト、ジョージィ・フェイムのカバーで知りました。

 公園のベンチに座りながら、好きな女の子が来るのをただただ待っているっていう歌なんです。彼女は来そうもない、でもひたすら待っている、もうそれだけ。でも最近の歌は言葉が過剰なものばかりな気がするので、こういう何もドラマが起きない歌もいいもんだなあ、なんて思いました。

 

 

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