ボズの日記(Diary of VOZ)

VOZ(声)。ついついアタマの声に騙されてココロの声を聞き逃してしまいがちな毎日ですが、ダレカの声にも耳を傾けながら書いていきたいと思います

神社とコーヒー(2)箱根篇〜箱根神社とCAFE Ryusenkeiそして甘酒茶屋

 昨日は箱根で一日過ごしました。

 スタートは彫刻の森美術館の隣にある囲炉裏ゲストハウス<天幕>の駐車場に停められた一台のキャンピングトレーラーがカフェになっている<CAFE Ryusenkei>。

cafe-ryusenkei.com

 このカフェのオーナーの合羅(ごうら)さんは古くからの知り合いで元々はレコード会社でユーミンキリンジなど数々の素晴らしいアーティストのディレクターをやられていた方。音楽業界を離れてカフェを始めて昨年で10周年とのこと。

 地元の方だけでなく、ビジネスで訪れる方、そして海外からの旅行客までリピーターになってしまう<特別な空間>を提供してくれるカフェです。

 中米産のスペシャリティ・コーヒーの名店”カフェテナンゴ”(世田谷区深沢)から仕入れた豆を一杯一杯丹念にハンド・ドリップするコーヒーも絶品。濃厚でコクのあるNO.1と華やかな酸味が楽しめるNO.3の2種類あります。朝食として僕は一緒にホットサンドをいただきました。

 そして、そこから歩いて5分ほどのバス停<二の平>から箱根登山バス(Hライン)に乗り<元箱根港>まで乗車時間は約15分。平日の午前中でしたが、バスの中は海外からの観光客でぎゅうぎゅう詰めでした。。。

 降りたバス停から7~8分歩くと箱根神社に到着。参拝するのは7~8年ぶり。前からなぜか行きたくなっていたんですよね。

 僕は源氏の末裔でも何でもないのですが、昔から鎌倉の鶴岡八幡宮に惹かれて厄払いもやってもらったこともあって、仕事部屋にも御札を掲げているのですが、箱根神社もなぜか気になるので調べてみると、源頼朝に深く信仰されていて鶴岡八幡宮に次ぐ幕府の準宗祀だったそうなんですよね。ただ、僕の苗字の「堀」はルーツをたどってゆくと源氏にたどり着くと書いてあったのを見たことがあるので、何か縁があるのかなあ、などとも考えたりしました。

 

 *やっぱり神社というと背景に山林、その上空に広がる空という構図がいいですよね

 

 箱根芦ノ湖畔には<九頭龍神社>があって、辰年生まれの僕はぜひ行きたいところでしたが徒歩で一時間以上かかるというので断念、ただ、箱根神社の本殿の隣には九頭龍神社の<新宮>があるので、そちらを参拝しました。

 

 そして、CAFE Ryusenkeiの合羅さんから勧められて<甘酒茶屋>に行ってみることにしました。

 元箱根港のバス停から箱根登山バスの今度は”Kライン”に乗りました。箱根旧街道を走る路線で、昔は参勤交代で使われた道で途中休憩用に茶屋がいくつもあったそうで、その名残で<〜茶屋>というバス停がいくつもあります。甘酒茶屋は<甘酒茶屋>というバス停のまさに目の前。唯一今も営業している茶屋です。

 江戸初期に創業され現在のご主人が十三代目というお店。江戸時代から変わらない味だというノンアルコールの甘酒と”いそべ”の力餅をいただきました。

 無添加の甘酒は確かに美味しく体の奥からゆっくりと力が戻ってくるような感じがしました。昔は参勤交代の移動で疲れた体を甘酒を飲むことでリカバリーしていたのかもしれません。

 確か数年前に甘酒は”飲む点滴”としてその栄養価の高さで脚光を浴びましたが、そんなことは江戸時代の人たちには”常識”だったんでしょうね。