ボズの日記(Diary of VOZ)

VOZ(声)。ついついアタマの声に騙されてココロの声を聞き逃してしまいがちな毎日ですが、ダレカの声にも耳を傾けながら書いていきたいと思います

バブル世代に明日は来るんだろうか?

 

  いま話題のドラマ『不適切にもほどがある』を見ながら、そう言えばオレはマッチと同い年なんだよなあ、昔『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』って映画で主役だった阿部寛とも同い年かあ、ってことはオレってまさにバブル世代なのか、、そんなに”ハジけた”記憶はないけどなあ、まあ、確かに今の時代よりははるかに能天気ではあったかも、、などといろいろ考えてしまいました。

 景気がいいのが当たり前だった時代に青春時代を過ごしたツケがまわってきたのか、バブル世代の多くが、今の時代とズレを起こして、ちょっとうまく機能できていないような感じがします。もちろん僕も含めてですが。

 でも、そういう人間がトレンドに必死に食らいつこうとしたり、これはコンプラ的にアウト?セーフ?とかいちいち確認しながら対応しようとしても、根っこの考え方が昔のままだったら何も変わらないような気もするんですよね。

 

 僕は可能な限りなんとか自分をアップデートできないかなあと思っています。まだまだ現場で働きたいですしね。

 それで、パソコンで例えるなら、余計なデータは最大限削除して、その状態でインストールできるなるべく新しめの”OS"を入れてみるようなアプローチはできないかと思ったんです。

 まずは去年から”断捨離”してます。本とかレコードとかCDとか結構あったのでガンガン減らしました。最初は不要なものから始めたんですが、途中で逆に大事にしていたものから思い切ってどんどん処分したら、意外にスッキリした気持ちになりたんですよね。僕は音楽の仕事をしているので、まずは自分の中に新しい音楽が入ってくる余地も作りたかったですし。

 <考え方>についても、高校生くらいに戻ってリセットできたらなあ、と思ったのですが、それはさすがに無理なので、中高生向けの本を読んだりしています。最近は若い人たちに、これからの時代の”考え方、生き方”をアドバイスする良書が多いんですよね。

 たとえば 

冒険の書 AI時代のアンラーニング」(孫 泰蔵 )
「激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール 」(尾原和啓)
「さみしい夜にはペンを持て」 (古賀史健)
「きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」」       (田内学)

 

 村上龍さんが書かれた「13歳のハローワーク」(2003年)あたりから<”学校じゃ教えてくれない将来使える情報”を伝えよう>というものが増えていきましたが、最近は「こういう考え方をしてみよう」と提案するものへと変わってきた感じがします。

 

 たとえば、尾原和啓さんの書かれた「激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール 」の4つのルールとはこういうものです。

(1)与える人になろう

(2)自分の意見を育てよう

(3)頼り頼られる仲間を作ろう

(4)ちがいを楽しもう

 

 深くうなづけます。不安の多い今の世界で生き抜いていくためのスタンスを明確に示してくれています。それを、僕がまだ若かったバブル期に照らし合わせると、4つのルールはこんな感じになってしまうような。。

(1)自分の得することばかり考えて

(2)自分の意見は特になく、多数意見に乗っかって

(3)表面的な付き合いを楽しんで

(4)同調圧力には従おう、、、、

 

 う〜ん。。。とはいえ、自分の生きてきた時代を否定しても気分が凹むだけですし、平和な時代を過ごさせてもらったわけですから、それで”逃げ切ろう”じゃなくて、今の時代でもなんらかちゃんと機能したいところです。

 いくら歳をとっても、心の中をほじくり返して、引っかき回せば、<中二>の自分は見つかると思うので、それを試しに起動させてみようか、なんてことも考えて、せっせと上記のような本を読んでいるわけですが、読みながらこういう本はひょっとしたらもともと大人が読むことを想定して書かれているんじゃないかとも思えてきんですよね。